東 日 本 大 震 災



世 界 各 国 か ら の メ ッ セ ー ジ









世界の仏教最高指導者 及び王室・国家指導者の方々より、心からのお見舞いのお言葉が多数寄せられました。ここに、その一部を紹介させて頂きます。

タイ王国
Message from the Kingdom of Thailand

佛教サミット代表 王立マハーモンクット仏教大学 学長
プラ・テプパリヤティヴィモン大僧正猊下





 2011年3月11日、日本国を襲った大地震に際しお見舞いを申し上げます。
 数日前、日本に大打撃を与えた大規模地震および津波により、多くの人命が奪われ多大な損害が生じています。法の下に、衷心よりお見舞いを申し上げます。仏教の教えにありますように、世間のあらゆる事象は壊れやすいものであります。つまり、動揺し、崩壊し、破壊され、滅び去るということは、この世の本質に他ならず、この度の予期せぬ自然災害は、釈尊の御教えに違うことはありません。しかしながら、大いなる痛みを感じずにはおれません。
 タイ仏教僧伽並びにタイ仏教徒と共に、心からのお悔みとお見舞いを申し上げます。また、猊下ならびに日本の皆様と、私どもとの強い絆を表明致します。皆様は、この度の悲劇に勇敢に立ち向かわれていますが、破壊は次々と続き、私どもは心を痛めております。
 これまでタイは、天災により数々の辛苦と戦ってまいりましたが、仏教に基づく崇高な結びつきにより、日本は常にタイに力を貸して下さっています。この度の苦難に際し、タイ仏教僧伽は、猊下に対しお見舞いを申し上げ、また、日本がこの悲劇的出来事に立ち向かうにあたり、精神的な支援を差し伸べたく存じます。三宝が日本に力を与え、一日も早い復興を遂げられますよう祈念申し上げます。
 猊下、どうか私の心からの深き尊崇の念をお受け取り下さい。

2011年3月16日

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