東 日 本 大 震 災
御 挨 拶
2011年3月11日に、甚大な被害をもたらした東日本大震災に際し、全世界五大陸32ヶ国の仏教サミット代表である仏教最高指導者、並びに、多くの国家指導者の方々よりお見舞いのメッセージを賜りまして、日本の仏教徒を代表し、心より感謝と御礼を申し上げます。
被災地の惨状と、被害の大きさに、日本中が希望を失いかけている中、世界各国の皆様方から届けられました心温まるメッセージの一つ一つが、愛する家族や友人を亡くし、住み慣れた自宅を失い、絶望のどん底で喘ぎ苦しんでいる数多くの被災者と日本国民に、大いなる安らぎと希望、そして、復興へ向かう勇気を与えて下さいました。
現在、日本は、この未曽有の大災害を乗り越えるべく、国を挙げ、全国民が一致協力して、国際社会の協力を得ながら、被災者の救済支援および被災地の復興に取り組んでおります。
佛教サミット本部並びに念佛宗も、被災地区に於ける安否確認をはじめ、災害発生時より、日夜、全国各地からの救援物資や義援金を募り、多くの被災された方々へお届けする等の支援活動を行っています。また、佛教之王堂に於いては、この度の地震と大津波による犠牲者の方々への特別追善供養の勤修を続けて参ります。
御仏の御加護の下、日本が、和をもって一致団結し、この大災害の中から力強く復興することを願い、今後とも、物心両面に亘る支援活動を通して、あらゆる人々に真の平和と安らぎをもたらす教えである仏教を弘めていく所存でございます。
全世界の法友と共に、御仏に犠牲者の方々の御冥福をお祈り致しますと共に、被災された方々に、聖なる三宝の御加護がありますよう、心より祈念申し上げます。
佛教サミット 会長代行
念佛宗 長老
郡 真海