東 日 本 大 震 災
世 界 各 国 か ら の メ ッ セ ー ジ
世界の仏教最高指導者 及び王室・国家指導者の方々より、心からのお見舞いのお言葉が多数寄せられました。ここに、その一部を紹介させて頂きます。
ブラジル
Message from Brazil
佛教サミット代表 ユニバーサル・ダルマ寺院管長
スナント・ビク大僧正猊下
偉大な日本国民の御国が、巨大地震、次いで大津波に見舞われ、甚大な破壊を引き起こし、人々に恐怖や苦痛、絶望の念をもたらしているこの辛い時に、猊下にお手紙を書いておりますことに、私の心は悲しみで満たされております。
猊下も御承知のことと存じますが、日本とブラジルとは、兄弟のような国であります。
ブラジルには、日本の国外では世界最大の日本人社会があり、非常に多くの日系ブラジル人も、長い間、日本で暮らしております。ここに社会的連帯があり、私たちの国同士が強い絆を持っているということであります。特に今、どんなに遠く離れていても、ブラジルの人々は日本で起こっていることに大きな悲しみを感じております。
ブラジルのメディアは、日本の人々が経験してきたこの悲劇的大災害を、詳細に報道してきました。一人の仏教僧として、私は休むことなく、行方不明の御家族や友人達の為に、私の徳を御廻向させて頂いております。
かつて、残酷にも原子爆弾で破壊された広島と長崎が、今や見事に復興し、花が咲き乱れる美しい都市になっております。私は、日本の人々が、必ずやもう一度、釈尊の御教えの下、力強くこの悲劇から立ち上がり、御国の破壊された地域を立て直すと確信しております。日本は、団結と協調と力強さの善き手本を、世界に示すことでありましょう。
猊下、私自身を含め、釈尊の御教えに従うブラジルの全ての人々を代表致しまして、どうか、私どもの心からのお見舞いと結束の気持をお受け取り下さい。
2011年3月25日