東 日 本 大 震 災



世 界 各 国 か ら の メ ッ セ ー ジ









世界の仏教最高指導者 及び王室・国家指導者の方々より、心からのお見舞いのお言葉が多数寄せられました。ここに、その一部を紹介させて頂きます。

シンガポール
Message from Singapore

佛教サミット代表 シンガポール法王
ウェラゴダ・サラダ法王猊下





 非常に取り乱した心の中、貴国を襲った未曾有の自然災害に対する、深い悲しみと哀悼の意を表します。自然の猛威によって、貴国の人々の命が奪われ、苦しみを強いられることに、深い衝撃を受けております。
 地震の衝撃と圧倒的な大津波により、通常の生活を営んでいた罪なき人々の生命が奪われました。大惨事によって、突然、何の落ち度もない人々の生涯に終止符が打たれたのです。人命以外にも、住居や工場、市街を襲い、廃墟と化しました。
 大僧正猊下、私はここスリランカにおいて病気療養中に、今回の痛ましい大惨事を知ることとなりました。
 このような災害を目の当たりにした際も、私たち仏教徒は、釈尊の永遠なる教えに癒しを見出すことが出来ます。無常の教えによって、大災害さえも、ある程度は受け容れることができます。しかし、俗人としては、このような状況に於いて、自らを納得させることは大変、困難でしょう。
 大僧正猊下、凄まじい災難に対する悲しみを共有し、私たちは供養の儀式を執り行い、亡くなられた方々が涅槃に至れるよう、お祈り申し上げます。貴国と国民の皆様を想って、貴い三宝の永久なる力を呼び起こすべく、礼拝し、御加護を祈念します。
 猊下が、溢れんばかりの智慧によって、人々を安寧と平穏に導かれることと確信しております。
 平和と調和、そして幸福が貴国と貴国の人々に訪れますように。三宝の御加護の下、安寧と平穏をお祈り致します。慈悲の心と共に。

2011年3月15日

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