東 日 本 大 震 災



世 界 各 国 か ら の メ ッ セ ー ジ









世界の仏教最高指導者 及び王室・国家指導者の方々より、心からのお見舞いのお言葉が多数寄せられました。ここに、その一部を紹介させて頂きます。

インドネシア
Message from Indonesia

佛教サミット代表 ジャカルタ・ダンマカッカ・ジャヤ寺院 管長
プラ・スケモ大僧正猊下




 私が、インドとネパールへの聖地訪問を終えて帰国する時、2011年3月11日に日本を襲った巨大地震と大津波を報道するインドネシアの新聞に接し、大変な衝撃を受けました。私どもは、ここに、自然がもたらした大災害によって、日本の多くの方々が直面した死と苦しみに、心より哀悼の意を表します。 猊下と御弟子の皆様方が御無事であり、佛教之王堂の建物が、この度の大災害の被害を受けなかったことをお聞きしまして、大いなる安堵を感じております。 日本人の皆様は、困難な時に於いても、大変規律正しく、忍耐力があり、貴国が強い国であることが、この度証明されました。
「仏教と神道の御教えが、悲劇の時にあっても、忍耐力、根気、そして犠牲的精神として働いている」という論説が、インドネシア一流の日刊紙であるコンパス紙に掲載されていました。サンフランシスコ大学のジョン・ネルソン氏は、日本の社会は一見、世俗的に見えるが、ある場合には伝統的価値観に戻る、と述べています。
「今の日本にて、神仏を信じる心が人々に再び芽生えてきている」と、コンパス紙の論説委員は述べています。今回の大災害に遭遇してしまったインドネシア人、また他の外国人の人たちの中には、被災地域の方々から親切な支援を受けた人もおります。 仏の御教えの一つに、現世はすべて無常である、というものがあります。
 確かに、地震と津波は自然の大災害ですが、永続的なものではありません。三宝、すなわち、仏、法、僧の御加護によって、貴国も貴国民の皆様も、あらゆる問題を克服し、出来る限り速やかに日常的な状態に戻られますよう、心から祈念申し上げます。
 猊下、私の最も深い尊崇の念を、どうか、お受け取り下さいますようお願い申し上げます。

2011年3月26日

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