東 日 本 大 震 災



世 界 各 国 か ら の メ ッ セ ー ジ









世界の仏教最高指導者 及び王室・国家指導者の方々より、心からのお見舞いのお言葉が多数寄せられました。ここに、その一部を紹介させて頂きます。

フィンランド
Message from Finland

佛教サミット代表 ボディダルマ協会指導者
タエ・スエ・フニン大僧正猊下




 2011年(仏歴2555年)3月11日に、余りにも激しい地震に襲われた日本の皆様方に対し、最も深い哀悼の意を表し、心からのお悔みを申し述べたく存じます。
 津波が引き起こした原発事故という大災害は、非常に恐ろしいものであります。核エネルギーは核廃棄物を生み出し、その核廃棄物は信じられないほどの長期間に亘って危険であり続けるからです。私たちが現状を変えない限り、更に深刻な災害が未来の私たちを待ち構えているでしょう。私たちは、そのようなことが起こるのを防ぐよう努力しなければなりません。現代の進んだ科学技術と、国家同士の協力の精神をもってすれば、太陽光、風、水、また私たちの地球に存在するその他の無公害の動力源を組み合わせて使用することによって、私たちが必要とするエネルギーの消費量を満たすための、持続可能な方法があると信じております。
 日本は高度に発展した国であり、その科学技術の高さは有名であり、環境的に陽が良く照り、風の吹く山々にも恵まれております。日本人の方々は、意思の堅い人々で
あることも良く知られております。人々が持つこれらの強さと、貴国のこれら豊かな資源を結合することによって、日本は総ての国に対し、無公害のエネルギー生産という解決法を見出し、それだけで十分に事足りる、快適で安全な生活を送るための正しい方法を示し、高度に発展した最初の国になると明言することが出来ましょう。

2011年3月19日

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