日本における巨大地震と、これに続く大津波の報に触れ、私どもは衝撃と悲しみに包まれました。テレビから流れる映像は、その惨状と犠牲の大きさを物語っていますが、一方で、大きな悲劇の時期にあっても、団結して災害を乗り越えようとされる日本の皆様の勇気と決意をも映し出しています。
　私どもの思いは、命を落とされた方々、生存者とそのご家族、そして被災された全ての皆様と共にあります。
　マレーシアの仏教徒は、御仏に供物を捧げ、この度の大惨事により被災された日本の人々に向けて声明をお唱えするため、特別な宗教儀式を執り行いました。また、つい先日には、私の寺院において、多くの異なる宗教信者たちが、日本の地震および津波犠牲者のために、共に祈りを捧げました。仏・法・僧の御加護が、日本の皆様の痛みと苦しみを和らげ、この困難な時を乗り越える糧になると信じてやみません。
　いつの時も、聖なる三宝の御加護が皆様と共にありますよう、お祈り申し上げます。
　生きとし生けるものが、健やかで幸せでありますように。

2011年3月24日