スリランカの至宝を「佛教之王堂」で御開帳させて頂くことは
スリランカ国民の誇りであり　大いなる慶びです


　私は昨年１１月、「佛教之王堂」落慶法要、並びに、第五回全世界佛教サミットにスリランカ法王猊下、及び、スリランカ首相閣下の御指示により出席いたしました。
以前より、世界の仏教に多大なる貢献をされている佛教サミットの活動は承知いたしておりましたが、実際に会議に出席し、人類の未来の平和と安寧のために、世界の仏教徒の心の中心である「佛教之王堂」と佛教サミットは、必要不可欠であると確信いたしました。
　長き歴史の中で育まれた仏教伝統文化の粋が結集している「佛教之王堂」の建築物の美しさと荘厳さは、参詣し、自分自身が感じなければ、到底理解できるものではありません。
　全世界の国王陛下、大統領閣下、首相閣下、そして世界の各法王猊下が出席されたことも特筆に値しますが、何よりも、臨席された全ての方々が、こぞって仏像と各国の経典を奉納されたことは、大変な驚きでございました。「佛教之王堂」が、正しく全世界の仏教徒の心の依処であることの証明であると確信いたしました。
　この度、我が国スリランカに伝来している釈尊の真身御舎利を、全世界三億七千万人の仏教徒の心の依処である日本国の「佛教之王堂」において、スリランカ政府及び在日スリランカ大使館の主催にて、日本国民の皆様方に御開帳できますことは、我々スリランカ国民の誇りであり、大いなる慶びでございます。

スリランカ大統領補佐官
ゲタマンネ・グナナンダ