「 ス リ ラ ン カ の 至 宝 釈 尊 の 真 身 御 舎 利 特 別 御 開 帳 」 事 務 局
特 別 御 開 帳 に 際 し て の メ ッ セ ー ジ
佛教之王堂での特別御開帳に際してスリランカ大統領閣下をはじめ首相・大臣並びに国家指導者等々から、メッセージが寄せられました。
スリランカ
Message from Sri Lanka
運輸大臣
ドゥレス・アラハッペウマ閣下
スリランカ政府及び スリランカ大使館主催の下
御開帳させて頂けますことは 光栄でございます
貴国と我が国スリランカは、仏教を通じて古くから友好関係を築いてまいりました。スリランカ仏教復興の功労者でありインドの釈尊聖地復興に生涯を捧げたアナガリカ・ダルマパーラ師は、世界的に高名なスリランカの仏教徒であり、大の親日家としてスリランカ国民の日本観を決定づけた人物でありました。
その功績は極めて大きく、第二次世界大戦終戦後のサンフランシスコ講和会議において、我が国代表であるジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ氏が、「恨みは恨みによって息まず、恨みなきによって息む」という釈尊の御言葉を引用して、対日賠償請求を放棄する有名な演説を行ったのも、ダルマパーラ師以来、両国間に培われてきた相互信頼の表れなのであります。
25 年間にわたるテロの被害者の中には、2 名の日本人も含まれています。その方々の母国において、平和で安心できるスリランカに戻ったことを御報告できることを何よりも嬉しく思います。そして、長かった四半世紀、心温まる支援を頂いた日本の皆様に御恩返しがしたい。それが、今回大統領特使を含む使節団を派遣されたラージャパクサ大統領閣下の思いであります。
日本国の「佛教之王堂」は、仏教徒ならば、誰でも一生に一回はお参りさせて頂きたいと願う、全世界三億七千万人の仏教徒の心の依処であります。
その「佛教之王堂」において、この度、スリランカ国政府及びスリランカ大使館主催の下、我が国に伝わる宝である、釈尊の真身御舎利の御開帳を開催することができますことを、心より光栄に存じます。
スリランカ民主社会主義共和国
運輸大臣
ドゥレス・アラハッペウマ