総 本 山「 佛 教 之 王 堂 」


本 堂




 上層部は六手先総詰組様式、下層部は四手先総詰組様式、18階建ビルに相当する高さ51.5m、屋根上に、124,000枚の瓦を敷き、上層部に扇垂木を用いた日本建築史上初の仏教建築です。頂上に聳えるギネス世界記録認定の鬼瓦は、憤怒の形相が、衆生の心中に潜む煩悩を払い、清浄無垢な心を顕現させます。
 また、本堂前左右には、大石灯籠が聳え、衆生の心を不断の光明で照らし、仏道へと導いています。
 軒下最上層部の周囲には、釈迦如来像80体が四方へ向かって遍く衆生済度を勧められ、その下層部には88体の龍、蟇股には、表に龍、内に等身大の飛天それぞれ104体、また、本堂全体で10万枚を超える金色に輝く飾り金具が、荘麗なる浄土の世界を厳飾しています。
 堂内には、金箔二重貼り、六手先総詰組の宮殿、その中に在して、大慈悲の光明にて十方世界を照らすが如く輝きわたる、中国工芸美術大師(人間国宝)She Guo Ping仏師制作の本尊 阿弥陀三尊仏が鎮座まします。
 本堂正面には、阿弥陀仏に従って来迎する25の菩薩が軽やかに舞いつつ衆生を浄土へといざない、本堂内壁は、三阪雅彦画伯により、金箔襖に描かれた鳳凰及び瑞雲、また、下部に描かれた蓮華が相俟って、浄土の光景を彷彿させます。世界に二つとない彫刻・絵画の数々は、どれほどの時をかけても見尽くすことができないものであり、それぞれが調和しつつ、妙なる浄土讃歌を奏でる情景は、参詣する者全てに御仏への畏敬の念を起こさせずにはおきません。

※当寺は観光寺院ではございません。真の仏教を実践する寺院です。