総 本 山「 佛 教 之 王 堂 」


聖 徳 太 子 殿



 「和国の教主」とうたわれる聖徳太子をお祀りしています。日本では類例を見ない四手先総詰組様式、および三手先腰組付縁の八角堂で、韓国重要無形文化財(人間国宝)李萬奉師及び直弟子・洪昌源師制作による丹青技法が内部全面に施されています。
 聖徳太子は、天竺(インド) から唐土(中国) へ伝わった仏教の尊さを悟られて、神仏が習合する中、日本へ仏教を根付かせた、日本仏教の祖です。太子が制定された「十七条憲法」は、仏教を基とし、その実践の大切さを教えるもので、一千四百年の時を超えて、今なお燦然と輝いています。
 世界に誇る槙の日本庭園に囲まれた聖徳太子殿は、飛鳥・天平時代を偲ばせる典雅な趣に満ちています。
 輪島塗による高蒔絵及び、彫金が施された厨子に、中国工芸美術大師(人間国宝)She Guo Ping仏師制作の聖徳太子像をお祀りしています。

※当寺は観光寺院ではございません。真の仏教を実践する寺院です。