佛教サミットとは




【 世 界 仏 教 の 衰 退 】


 現代は、親が子を殺し、子が親を平然と殺す、また無差別殺人など、考えられない事件が多発し、道徳は乱れ、人心は荒廃の一途をたどっています。また、世界に目をやれば、宗教間の対立によって繰り返され るテロや戦争の惨禍の中で、数え切れない人の命が奪われています。
 二千五百年の昔に釈尊が説かれた仏教は、非暴力を根本とし、平和的な布教によって世界に弘まった唯一の宗教です。仏教は、一人 一人の心の内に平和を見出すゆえに、世界を真の平和に導くことのできる唯一の教えなのです


 しかし、その仏教も、長い歴史の中で、上座部仏教、大乗仏教、チベット密教の三大宗派に分かれ、互いに歩み寄ることなく自らの内にこもるようになりました。それぞれの宗派の、特に高僧が、自らの地位に胡座(あぐら)をかき、真の仏教を弘める努力を怠った結果、どの宗派にも現世利益がはびこり観光寺院と化して、人々に真の安心を与えることが出来なくなり、仏教は世界的に衰退の一途 をたどってきました


 日本仏教の祖 聖徳太子は、仏教の実践を具体化された「十七条憲法」に『人尤(はなは)だ悪(あ)しきもの鮮(すく)なし、能(よ)く教うれば従う。それ三宝に帰せずんば、何をもってか枉(まが)れ るを直(ただ)さん』と定められました。「能く教う」即ち真の仏教 を説く努力を怠って、釈尊が歩まれた一切衆生済度(あらゆる人々 を救うこと)の道をはずれてきたのが、世界の佛教界です。

【 念佛宗の提唱「佛教サミット」の開催 】


 今を遡ること十年前。乱れに乱れた世相を憂え、仏教の衰退を 嘆いた念佛宗は、「釈尊の原点に返ろう」「真の佛教に立ち返ろう」「宗派の壁を越え、全世界に仏教を興隆しよう」と、世界の佛教 最高指導者が一堂に会する「佛教サミット」の開催を世界の仏教界 に向けて提唱しました。

【 第一回佛教サミット 】


 その理念に、ただちに賛同されたのが、
インド大菩提会のマパラガマ・ヴィプラサーラ会長猊下(故人)、タイ王国 ソムデット・プラ・ニャナサンバラ法王猊下、チベット 第14世ダライ・ラマ法王猊下です。
 そして、この理念のもと、スリランカ法王、カンボジア法王、モンゴル法王、ラオス法王、インド・ラダック法王等々、いまだかつて一堂に会したことのない世界の中心的な14の仏教国・地域の 仏教最高指導者が参加を表明されました。


 とりわけ、国王陛下が帰依され、国民に「生き仏」と尊崇される タイ王国のソムデット・プラ・ニャナサンバラ法王猊下は、84歳の御高齢にもかかわらず、国内外からのあらゆる抵抗を排して、はるばる来日され、ここに、歴史的な「第一回佛教サミット」が 日本国、国立京都国際会館を会場に開催されるに至りました。タイ 法王猊下の佛教サミット御出席は、タイ国内では「山が動いた」と 驚嘆され、世界の仏教界にも大きな衝撃を与えました。
 世界佛教の歴史が動いた画期的出来事です。


 その活動の中心となる「佛教サミット本部」は、日本国神戸市に設けられています。


佛教サミット本部



佛教サミット本部を表敬される
カンボジア王国 ノロドム・シアヌーク前国王陛下、皇太后陛下
副首相/ 宮内庁長官 コン・サム・オール閣下、
上級大臣/ 駐中国特命全権大使/ 女官長 ケック・シソダ閣下と共に

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