佛教之王堂 落慶法要





平成20年11月1日 

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全 世 界 三 億 七 千 万 人 の 仏 教 徒 の 心 の 依 処


 平成20年11月1日、未明に降った吉祥の雨が堂内を清め潤すと、 夜明けと共に透き通るような青空が広がりました。まさに、天が 佛教之王堂落慶を祝福し、世界の仏教最高指導者を歓迎されたかのようです。


 天高き秋空、錦繍の山々に抱かれ聳えたつ大伽藍、一直線に伸びる 白亜の参道、そこに敷かれた緋色の絨毯、そして整然と等間隔にて参道 脇に合掌をもって屹立する黄衣の式僧。その中を、様々な各国宗派の法衣 を身にまとわれた全世界の仏教最高指導者が、五色の天蓋に護られつつ 三百メートルに及ぶ列をなして厳かに練り歩かれる様は、まさに、仏教東方 東漸の「絵巻物」さながらの光景でありました。


 まさしく、この度の落慶法要は、世界の仏教最高指導者が、宗派の垣根 を越えて、平和と安寧のために、共に手を携えていく、心の依処たる大 伽藍の落慶を祝うものとなりました。

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